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計算の極意を身に着けるにはひたすら練習

今朝ご紹介した計算問題の解答です。

1989×1989-1988-1990=3952143

電卓を使えばすぐ答えは出ますし、
どんなやり方でも正解できれば
本来はよいわけです。

ただ、今日の話のポイントは
この答えをどう導き出すか、
そのプロセスです。

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計算問題の解答

普通に前から計算すると
1989×1989=3956121
ここから2つの数を引けば
もちろん正解にたどり着けます。

しかしカナタは普通に前から計算して
最初の計算が間違えていたので
どうやっても正解にはなりませんでした。

だいたい入試で出題される計算問題というのは、
工夫しないと時間が足りなくなるように設定されているもの。

そういう目で問題を見ると
わかってくることがあります。

この問題の場合は、出てくる数が
1989、1988、1990の3つであることに注目します。

1988=1989-1
1990=1989+1

と直すと、元の式は以下のように書き直せます。

1989×1989-1988-1990
 = 1989×1989-(1989-1)-(1989+1)
 = 1989×1989-1989+1-1989-1
 = 1989×1989-1989×2
 = 1989x(1989-2)
 = 1989×1987

冗長になるくらい丁寧に展開しましたが
要は分配法則が使えないか、と考えて数を割り振ることで、
複雑な加減算を一回減らすことができます。

考え方の違い

私はできるだけ楽をして計算することを考えるので
掛け算、割り算の回数を少なくする方法を探します。

しかし、カナタはこういう計算の工夫が苦手です。

それを考えるくらいなら、見えている順番のまま
できる限り速く解いたほうがいい、と考えます。

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最近は私がしつこく言い聞かせてきたせいか、
数をこなしてきたことで、何かをしたほうがよいのでは、
と思えるようにはなってきています。

ただ、少し考えてわからなければ、それ以上考えずに
ひたすら計算をするので、これはまだ練習が必要です。

今日も問題を見て
「これ、どうやってやるの?」とつぶやいてから、
しばらく考え、結局そのまま解いていました。

それがベストな解き方でないことはわかっていて
しかも結果が間違っていたことで、
今朝は自分自身に対して腹が立ったのだと思います。

計算練習を始めたばかりの頃は、怒りだすカナタに
私もいちいち腹を立ててしまいました。

今は、カナタはそういう性格なのだと理解して
叱るのではなく、事実を冷静に伝えています。

また、今朝と昨日の様子から、
カナタが私より先に解き終われないことを
実はかなり気にしていたのだと思いました。

というのは、昨日はカナタのほうが
私より少し先に計算が終わって
自分で答えを見ていたのですが、
間違っていた問題を怒らずに直せていたからです。

そうか、自分で納得できていれば、怒らないんだった。

私よりも先にできた、という事実が
カナタの気持ちを落ち着かせていたのかもしれません。

明日はカナタの計算の進み具合を見ながら、
解く速度を加減してみようと思っています。

こうして試行錯誤の日々は続きますが、
計算力を身に着けるためには数をこなすことはとても大切。

そのために、カナタが気分よく計算練習できるような環境を
作ることが重要だと思いなおした一日でした。

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