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中学受験 2018 振り返り vol.16 覚悟

カナタの中学受験本番を振り返るシリーズ。
16話目は、2月5日のお話です。
2月1日の夜以上に最悪な一夜を過ごして迎えた
最終決戦前の様子はこちらに書きました。
最終決戦

今回は、試験中の様子と私が考えていたことを
振り返りたいと思います。

最後のチャンス

2月2日の試験時は
人であふれかえっていた保護者用の控室も、
この日は空席が目立ちました。
それだけ受験者は少なくなっていますが、
合格予定者も当然少なくなります。

志願者数だけで見れば定員の30倍以上。
実際はその半分程度になるとしても
15倍以上という難関をカナタは超えられるのか。

今日、この場に来ている子供たちの多くは
カナタと同じく最後のチャンスにかけていた
と思います。

しかし、第一志望の合格が決まっているのに
受験校コンプリートを狙ってわざわざ受験する子も
いることがあると聞きました。

実際、そういう子たちが見かけの偏差値を
釣り上げているのかもしれません。

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しかし、過去の結果を見ても
一定の点数を取れれば、倍率は関係なく
合格できることは私たちもカナタも
よくわかっていました。

だから、ライバルは自分だけ。

きっと、カナタよりもこの学校の過去問を
解きまくった子は他にいないはず。
またこの学校に行きたい、という思いは
誰にも負けないはず。

今日という最後のチャンスに、
自分の思いを答案を通して伝えておいで、
という言葉をかけて送り出しました。

これでだめなら仕方ない。

親としても、そういう覚悟ができた瞬間でした。

この4日間、大きな浮き沈みがあって、
本当にもう無理と思った瞬間もありました。

しかし、今朝、カナタを送り出したときは、
もうできることはすべてやりきった、
という気持ちになりました。
それは今日の天気のように清々しいものでした。

なので、試験中の待ち時間も不必要な緊張は
ありませんでした。

試験の合間に張り出された試験問題を見ても
鍵となる算数は、今のカナタだったら
全問正解できてもおかしくない、と思えたので
後は、力を出し切るだけ、それだけを祈りつつ
終了の時を待ったのでした。

つづく

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