先日、私の両親と話をしたときのこと。
孫の中学受験の話をしていたときに
学校説明会とオープンスクールの違いを聞かれました・・・
オープンスクールとは
私たちにとっては、中学受験を迎えるのが
これで二回目になるので、最近そんなことを
考えたことがなくて、新鮮な気持ちになりました。
オープンスクールとは、基本、子供を対象とした
イベントだと思っています。
子供自身が体験学習や授業公開などを通して、
学校の活動を体験したり様子を見たりできる場が
提供されるいい機会になっていると思います。
先日行った、滑り止め候補校のオープンスクールも
体験授業と部活や校舎の見学がセットでした。
また、別の学校では、子供はオープンスクール、
親には学校説明会、と二つが同時に開催されました。
学校説明会とは
一方、学校説明会とは、基本、親が対象。
私立ならではの創立の精神や教育方針、
カリキュラムや部活動の紹介、さらには
入試情報といった説明をする場だと思います。
もちろん、学校によっては、先に書いた通り
オープンスクールと学校説明会を同時にやったり
学校説明会という名前でも、体験学習があったり
多少の違いはあると思います。
どちらに行くのがよいか?
たくさんの学校を見学しようと思うと、
日程が重なることもよくあると思います。
そんなときにどちらを優先すべきかと聞かれれば
私はオープンスクールと答えます。
なぜなら、学校説明会と比べると、
オープンスクールは回数が少ないですし
子供に学校説明会を聞かせても、
話を聞ける子供は少ないことが理由です。
最終的に学校に通うのは子供ですから
学校の雰囲気を感じさせることを
最優先にすべきだと思っています。
逆に学校説明会は、ほとんど話を聞くだけになると
子供にとっては、つまらないお話が続くだけなので
苦痛なだけでいいことはありません。
では、オープンスクールなら何でもよいかというと
そこで行われる体験授業は、興味を引くように
楽しくやることが主眼になっているので
実際の授業とは全然別物のような気もします。
それでも、実際の教室で先生の話を聞いて、
学校の設備を使って授業を受ける、
という体験は貴重なものと思っています。
だから、我が家では、ハルカにもカナタにも、
気になった学校のオープンスクールには
できるだけ参加させてきました。
実際のところ、ハルカもカナタも、
体験授業が終わると、校舎見学もそこそこに
早く帰りたがるばかりでしたが、
先生や生徒さんと話をするなかで、
わずかな時間の中でも自分に合うと思う学校を
判断しているように思います。
とはいうものの・・・
ただ、学校説明会とオープンスクールは
そもそも対象も目的も違うものです。
ですから、本当に受験候補にするような学校が
どちらも開催しているなら、両方に行くべきだと
思います。
そして、生徒の様子や学校の雰囲気を
最もよく感じられるのは、実は、
学園祭
ではないかと思っています。
説明会の場でお手伝いをしているような生徒さんたちは、
基本的には選ばれた人たちが多いはずです。
しかし、学園祭では、生徒全員の姿が見えます。
なかにはやる気のない生徒さんも見受けられますし
クラスの結束とか男女の仲の良さなども
雰囲気が伝わってくるものです。
ですから、興味がある学校の学園祭には、
できるだけ都合をつけて行ってみることをおすすめします。