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涙の理由

昨夜、塾から帰宅してからの夕食後、
妻と漢字練習を始めようとしていたカナタが
急に語り始めました。
何やらちょっと怒っています。

学校での出来事

「あいつ、本当にうざい!」とカナタ。
あいつ、とは担任の先生のことです。

私は少し離れたところにいたので、
細かいことはよくわからないのですが、
聞こえてきたカナタの話を簡単にまとめると、

先生が、同じ班の女子をひとりぼっちにしたことを
注意してきたけれど、しつこくてうざい。

女の子がひとりぼっちになっちゃうのは、
それはかわいそうだとは思うけど
話をしようとしても共通の話題もないし
つまらない。

仲間外れにするつもりもないけど
話すことがないから話をしていないだけ。

それなのに、先生は責めるようなことを言う。
事情を説明しても先生はわかってくれない。

話を聞いていた妻は、
カナタの話におかしいと感じる点があったようで
そんなカナタを諭すように話をしていました。

すると、お母さんにもわかってもらえない、
という気持ちになったのからなのか、
目に一杯涙を浮かべると、
そのまま机に伏してしまいました。

こうなると、もう勉強どころではありません。
漢字練習はあきらめて、そのまま寝かせました。

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一夜明けて

そんなことが前夜あったものの
今朝は普通に起きて、やることもやっていました。

塾からの帰りの車の中でも、
最近は黙っていることが多かったのですが
今日は自分からあれこれ話しかけてきました。

そういうところがいかにもカナタなのですが
昨日の涙の理由は、そして話のポイントはどこか、
よくわからないままでした。

本当のところは・・・

実は、日中、昨夜のことが気になっていた妻が
先生に電話をして状況を確認していました。

そこで聞いた話は、

同じ班の男の子に対して注意をしていた場に
たまたまカナタもいて、そのまま一緒に話を聞き
カナタがその男子をかばうような話をしたところで
その話を終わらせた

ということでした。

カナタは先生に怒られたと思っていたようですが
先生にはそのつもりは全くなかったようで、
昨夜の話をしたら不思議がっていたそうです。

そういう、人の話の文脈を正しく読み取れないのも
カナタの特性であり、課題でもあります。

しかし、それが発達のでこぼこによるものだとは
他の人にはわからないと思います。
それが厄介なところでもあるのですが。

結局、真の涙の理由はわからないままでした・・・

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