昨日の話の続きです。
塾に行ったものの、集中できないのか
妻に何度も電話やメールをしてきたカナタ。
これはまずい、様子を見てもらうために
先生に電話した方がいいかも、と
思っているとこちらからかける前に、
塾から電話がかかってきました。
緊急事態
これまで、こちらから何を頼んだわけでもないのに
塾から電話がかかってきたことはほぼありません。
それだけに、何事か?と思いましたが、
もしやカナタの自習態度がまずかったのか、
と不安に思って電話を取ると
先生はこんな内容のことを言いました。
「本番までの勉強の進め方について
カナタくんとご両親と私で
話をしたほうがいいと思いますが
今日、これから来ていただけますか?」
ハルカが通っていた塾は、
1月中は平日も10時には開いていましたが
今の塾は、毎日は開いていないので
夕方まで閉まっている日は
家で自習するしかありません。
その間、家にはカナタ一人になるので
やることを明確にしないと
やる気はあっても何したらよいかわからず
無駄に過ごすかもという心配がありました。
先生には、これまでに何度も、
やることは明確に見えるようにしないと
カナタが自分で考えてやるのは無理、と
お願いしてきました。
そこで、今回は、家での時間の使い方まで
きっちり4人で決めて、それをこなすだけ、
できなければ合格に届かない、という設定で
計画したいという話でした。
私達もそのくらいしないともうダメだから
相談しようと考えていたところだったので
急きょ、4者面談をすることになりました。
やることが多すぎる
早速行われた4者面談では、思っていた以上に
たくさんの課題があることがわかりました。
特に、第一志望校の合格の鍵を握る、
算数の対策が遅れているために、
苦手な社会と理科の時間が不足していました。
先生の認識では、
社会は覚えるだけだから家でできる、
理科はそこまでできない分野もない、
ということでしたが、
計画表に明記された課題が何もないことに
不安を覚えた私の指摘で、
フォローする計画を入れてもらいました。
そして、家での起床時間と、
塾に来るまでにやる課題をすべて書きだし
とにかくこれをやるという計画にしました。
家では食事や身支度以外の休憩時間は
ほとんどないほど、ギリギリの量の課題を
与えられたカナタは、
ブツブツ文句を言っていましたが、
とにかく、もうやるしかないということは
理解できたようでした。
そして、1時間半程度の面談で最後の計画が
完成しました。
後はやるだけ
ただ、正直なところ、今のカナタの様子では
全部こなすのは難しいと思いました。
何しろ、着替えに普通に10分かかる人です。
日常生活ではとにかくムダな動きが多いか、
ちっとも動かないかのどちらかで
5分で終わるものが放置しておくと
30分過ぎても終わらないこともあります。
学習面でも、例えば漢字練習なら
チェックは最短で済ませて
間違えた、わからなかったものの習得に
時間をかけることが効率的だと思います。
しかし、カナタは目先の正解にこだわり、
必要以上に考え、間違いを指摘されると
逆ギレして椅子から崩れ落ち、
ハイハイして移動後床に寝転んでしまって
勉強が止まる、ということを
ほぼ毎日繰り返しています。
こういう時間をどれだけ減らせるかで
どれだけできるかが決まります。
残念ながら、私が声をかけても、
状況の改善には全く効果がないので
妻に対応をお願いするしかありません。
不安はありますが、もうやるしかない。
私ができるのは、聞かれたことに答えるのと
妻のフォローくらいです。
今や、漢字練習のために、晩御飯の片付けは
私の仕事になっています。
それでも、そんな生活も後2週間もすれば
すべて終わりです。
だから、結果を出して欲しいのはもちろん
ですが、当日後悔がないようにやり切って
試験に臨めるよう頑張ってほしいと思います。