うらやましい

カナタが楽しい青春真っ只中な日々を過ごすなか
ハルカもまた、青春の日々を過ごしています。

ただし、決して楽しいわけではありません。

対照的な日々

先日から続いていた実習が
昨日で無事終わりました。

実習中は帰宅して風呂に入ると
疲れて寝てしまうことが多く
毎日出される課題に取り組むのは
遅い時間になってからというのが
ほとんどでした。

となると終わるのは深夜になるので
当然のように睡眠不足になります。

そのたびに妻も付き合わされていて
妻まで睡眠不足になっていました。

そのため、朝はみんなで寝坊して
キレまくられながら
駅まで送った日もありました。

そんな風に振り回されてきた私たちも
ようやく一息付けました。

そんな大変な思いをしていたハルカが
カナタの様子を見るたびに
うらやましそうにしていました。

ハルカは部活で色々ともめていて
やめるかどうかといった最中に
コロナ禍が始まりました。

それで、カナタのように
大変でも楽しいと思えるような
いい思い出を作ることができないまま
卒業の時を迎えました。

卒業するまでは毎日不満を言っていたハルカも
進学してからは学校生活を恋しがるようになり
自分がどれだけ恵まれた環境にいたのかを
ようやく実感していました。

そんなこともあって
学校生活を楽しんでいるカナタの姿が
ハルカにはうらやましく見えているようです。

とはいえ、親から見れば
ハルカが今している経験も
今しかできないものです。

ちょっと方向性は違いますが
それも思い出の一つとして
いつか笑って話せるようなものに
なっていてほしいと思っています。

　
本日も私のブログをご覧いただき
ありがとうございました。