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打っても響かない

これはカナタの長所であるとも言えますが
だからこそ、
どうすればいいのかわからないところでもあります。

いくら打っても響かない・・・

のど元過ぎれば何とやら

11月の模試で、国語がありえない偏差値になったとき、
結果がわかったその週は、先生の指示も素直に聞いて、
自主的に余計に勉強していました。

しかし、それは長くは続きませんでした。

気がつけば、自ら禁止したはずのテレビやゲームは復活し
しかも、調子に乗って勝手に時間が増えていました。

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そして、またゲームに気持ちを左右される
元通りのカナタになってしまいました。
まるで、模試があったことすら忘れてしまったかのように。

喉元過ぎれば熱さを忘れる、と言いますが
カナタの場合は、それが顕著に表れます。

何をやっても・・・

結局、カナタを変えるには、小手先の言葉や
怒りや抑制ではだめ、ということを
いやというほど思い知らされています。

カナタを動かすにはどうしたらよいのか。
残された時間はもうわずかです。

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