自分のことを
卑下するでもなく過大評価するでもなく
ありのままを理解し受け止めることも
難しいものだと思います。
違和感あり
自己肯定感という言葉は
昔は聞かなかったような気がします。
逆に、今はいろんなところで
大変よく聞くようになりました。
私の知る限りですが、その多くは
ポジティブに、前向きにという面が
強調されていると感じます。
言い換えれば
ポジティブシンキング=自己肯定感高い
という感じでしょうか。
しかし「肯定」というのは
いいことも悪いこともあわせて
すべてを受け入れるという意味だと
私は思います。
なので、何事もプラスに考えることとは
違うのではないかと思っています。
自己肯定感とは
ウィキペディアによれば
「自己肯定感」という言葉は
1994年に高垣忠一郎立命館大学名誉教授が
提唱した概念とのことでした。
まだ登場して30年も経たない言葉なので
昔聞いたことがないのは当然でした。
しかし、その定義はとても幅が広く
これまで研究者によって提唱されたものは
10通り以上もあるようです。
(詳しく知りたい方はこちらの論文をご覧ください。PDFファイルが開きます)
学術的には少しの違いがあれば
分類する必要があるのかもしれません。
それでも考え方として
概ね共通していると思われたのは
やはり「ありのままを受け入れる」
という点でした。
ただ、ありのままを受け入れるには
まずは自分のことを正しく理解することが
絶対に必要だと思います。
正しい理解とそれを認める気持ちがあってこそ
自己肯定感の話ができるのだと思います。
そして、自己理解ができないまま
自己肯定感が高かったり低かったりすることが
様々な問題を引き起こします。
実際に我が家ではそういう問題に
しばしば直面します。
そんなわけで
そう単純な話ではないのですが
少なくとも自己肯定感の話をするなら
自己理解についても考慮してほしいと
個人的には思っています。
本日も私のブログをご覧いただき
ありがとうございました。