カナタの中学受験本番を振り返るシリーズ。
14話目は、2月4日夜のお話です。
塾で一日を過ごしたカナタに変化が起こります。
事態は好転して・・・
塾からの帰りは19時の予定でした。
しかし、その少し前になって
カナタから電話がかかってきました。
「もう少しやってから帰る」
その声はやる気に満ちているようでした。
塾の先生がどんな言葉をかけたのか、
どんな魔法を使ったのかはわかりませんが
とにかく、いい雰囲気でした。
一時間延長して、20時に塾に着きました。
塾には、先生二人とカナタの3人だけ。
一日目、二日目のカナタの出来から
社会を一通りやり直すために、
社会が得意な先生を塾長が呼んでくれただけでなく
二人がかりでカナタを指導してくれました。
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マンツーマンどころか、先生2対生徒1。
もちろん、授業料は発生していません。
本当にありがたいと思いました。
そのおかげだったのか、
すっかりやる気を取り戻したカナタは
先生との相談の結果、最後の課題を持って
最後は先生からの激励を受けて塾を後にしました。
朝のカナタとはもはや別人のようになって
本当によかったと胸をなでおろしながら
家に帰ってきたのですが・・・
その帰りの車での何気ない会話がきっかけで
あんなことになってしまうとは
塾を出発した直後の私とカナタには
まだ知る由もありませんでした。
つづく
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