朝早くから遊びに出かけたカナタは
とても楽しそうな顔をして帰ってきました。
充実した一日を過ごせたようでした。
しかし、家に帰ってからその空気は一変しました。
帰宅後
これから帰ると妻に連絡が来たときに
土曜日の夜もほとんど勉強せず
日曜日は朝から遊んできたので
家に帰ったらゲームはできないよ
と妻はカナタに言い聞かせると
わかったと返事がありました。
ところが、いざ帰宅したカナタは
勉強もそこそこ、明日の準備は
何一つしていない状態で
当然のようにゲームを始めようとしました。
思い込みの恐ろしさ
その後のやりとりです。
——–
妻
今日はもうゲームはやらない約束だよ!
カナタ
えっ?やっちゃダメなの?
妻
今日はやらないって言ったら
わかったって返事したでしょう?
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カナタ
えっ?やることやったらいいでしょ!
——–
カナタと妻の「やらない」の意味が
ずれています。
これはカナタにはとてもよくあることで
受験前にも同じようなことはありました。
ゲームをやりたい気持ちが強くて
できるという思い込み前提で話を聞くので
自分の都合がいいように話が脳内変換されて
できないができるに変わってしまいます。
最終的にゲームをあきらめたカナタは
そのまま夕飯も食べずにふて寝してしまいました。
将来への不安
今はまだ、文句を言いながらも
親の言うことを最低限の範囲では聞きますが
それはカナタの幼さ故のことです。
怒りが抑えられず暴力やものに当たる姿や
今日のような出来事に直面する度に
もっと自我が強くなって反抗期になって…と
成長過程でどうなるのか不安です。
解決の糸口が私には見えていません…
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