PR

中学受験 2018 振り返り vol.8 落胆

カナタの中学受験本番を振り返るシリーズ。
8話目は、2月2日夜の出来事です。
合格した気満々のカナタに現実が…

ようやく自覚が

自分が合格したという確信を持つために
解答例を見たがるカナタに、
私は意を決して、印刷したものを渡しました。

早速持ち帰ってきた問題用紙を取り出し
答え合わせを始めました。

不安に思いながら、様子を見ていると
表情が一気に固くなりました。
そして、しばらくすると社会だけを見て
答え合わせをやめてしまいました。

それはそうでしょう。
大問一つほぼできていないのに、
合格できるわけがありません。

しかし、そんなこともわからないカナタ。
塾ではまぁまぁできていると言われた、
先生の答え合わせが間違ってた!
と怒り出す始末。

それでも、ようやく状況を自覚したのか
もうだめだ、早く寝なきゃと言いながら
寝る支度を(だらだら)進めます。

その横で妻は、不合格を確信していたので
明日に備えて早々寝室に行っていました。

カナタは妻を追うように、
一度は寝室に行きましたが
合格発表予定の10時を少し過ぎた頃に
戻ってきました。

結果発表

私は発表5分前くらいからパソコンを開いて
学校のホームページを見ていました。

スポンサーリンク

昨日受験した学校はいずれも、
自分の合否しかわからない仕組みでした。
発表開始も予定時刻ぴったりからでした。

なので、今日も同じ方法だろうと
勝手に思っていたのですが
何度かリロードしていると、
予定時刻を待たずに「合格発表」の文字が。

早速、文字をクリックしました。

私の期待値は、受験番号の入力画面でしたが
現れたのは合格者番号が並んだPDFでした。

心の準備ができていなかったので
いきなりの出来事に戸惑いましたが
結果は瞬時にわかりました。

不合格。
カナタの受験番号はありませんでした。

もともと合格だったときだけ起こす、
という約束をしていたので
取り急ぎ塾にだけ連絡しようとしたところに
カナタが戻ってきました。

「お父さん、もう発表されてる?」

と言いながらパソコンを覗き込みます。

そして、番号がないことを確認すると、
明日は頑張ると言って
寝室に戻っていきました。

寝室へ戻る足取りは重く、
そのまま寝られるのか不安でしたが
寝室には妻がいるので、
カナタのことは妻に任せました。

そして、私は塾への連絡や
夕食の片付けなどを淡々とこなしました。

つづく

スポンサーリンク